司馬温公の甕破り
Home » 黎り » 小山 » 司馬温公の甕破り
四日市商店連合会
元は西中町の黎で、西中町はもともと「唐船」という船山車であったが、明治26年にからくり山車を新調し、明治28年の四日市祭で「司馬温公の甕破り」として初めてお披露目された。甕のそばで遊ぶ子どもが甕の上に上り木にかかった太鼓を打つが、誤って甕の中に落ちてしまい、それに気づいた司馬温公が甕を割って子どもを救い出すという、からくり人形。中国宗時代のの故事を題材にしたもので、甕の内と外で人形操作が一旦外れてまたつながるという「離れからくり」が人気だった。
平成2年に四日市市商店連合会が八代目玉屋庄兵衛に依頼してからくり人形だけがまず復活し、翌年に山車も制作された。